言霊の備忘録的:十戒の考察!

十戒の考察!

十戒ってなに?

モーセの十戒の考察と解説!

 十戒とは、ヘブライ人を率いて『出エジプト記』の途上にあったモーセが、シナイ半島の『シナイ山』で『ヤハウェ神』から授けられた戒律。旧約聖書の『出エジプト記』第20章記されています。十戒の内容は神の意思が記されたものであり、モーセが十戒そのものを考え出し、自らもしくは他者に記させたものではない、とされています。

 出エジプト記本文では神が民全体に語りかけたがそれが民をあまりにも脅かしたためモーセが代表者として神につかわされたとされている。『シナイ契約』または単に『十戒』と呼ばれている。『十戒』は二枚の石板からなり、二度神から渡されている。最初にモーセが受け取ったものはモーセ自身が叩き割っている。

 十戒は一連のある聖書に関する原則倫理や礼拝の基本的な役割を果たし、ユダヤ教とキリスト教における根本的に重要な事項、すなわち最大の義務(神のみを崇拝すること)、最大の人身傷害(殺人)、最大の家族の怪我(不倫)、商取引と法律への最大の傷害に関するもの(偽りの証人を含む)、最大の世代間義務(親に敬意を表す)、最大のコミュニティへの義務(真実)、動産への最大の傷害(盗難)。などの指示が含まれています。


ウィキペディア日本語版』『ウィキペディア英語版』より抜粋。

第1戒:汝は私の他に、何者をも神としてはならない。

Thou art in addition to me, not as God also nothing.
 この戒律は真の神以外に神を創造してはならないということです。例えば人間は太陽をはじめとする月や星を神に見立てて礼拝する習慣がありますが、真の神でないものを神とすることを『偶像礼拝』といいます。その対象は形容があるものとは限りません。人類自身が創造できる総ての思想や思考を創造したものを神として見立てることを禁止しています。

【十戒目次】

第2戒:汝は自分のために刻んだ像を造ってはならない。

Thou shall not make a graven image for yourself.
 この戒律は神の像を造って偶像にしてはならないということです。あらゆる源の神を地上の物質で想像表現するとこは出来ません。神に敬意を表して礼拝したいのであれば、神ご自身は霊の源なので自分自身のまことの魂によって礼拝しなければなりません。

【十戒目次】

第3戒:汝は、汝の神・主の御名をみだりに唱えてはならない。

Don't take God's name in vain.
 名前とは総ての識別に使用し個々の存在を表ために大切なものです。特に『神の御名』は神聖なるものなので、まことの魂をそそいだ誓い以外のために軽率に『神の御名』を使用、軽々しく口遊むのを硬く禁止しています。

【十戒目次】

第4戒:安息日を覚えて、これを聖とせよ。

Remember the Sabbath day, to keep it holy.
 この戒律は、きめられた安息日を設けて神を敬うようにするべきという戒律です。1週間のうち1日を安息日として心身を休め心を込めて神を礼拝するようにという意味で自分勝手な礼拝ではなく、秩序を持って神に感謝し神の存在に祝福し礼拝すべきであることを伝えています。

【十戒目次】

十戒の後半は、人間の、人間に対する義務と責任です。

第5戒:汝の父母を敬え。

Honor thy father and mother.
 この戒めは、子供も大人も両親に敬意をもって接するようにと諭したものです。子供は両親の教えに従わなければならず、大人は老齢になったり病気になったりした両親の世話をして敬意を払わなければならないという人間としての基本的な道徳的行動を伝えています。

【十戒目次】

第6戒:汝殺すなかれ。

Thou shalt not kill.
 この戒律は、神様が自分の身体の一部を化身として創造された人間の命を人間が奪うことと許さなれないことを教えています。人間が人間としての尊厳を保つために必要な戒めを伝えています。

【十戒目次】

第7戒:姦淫をしてはならない。

Thou shalt not commit adultery.
 この戒律は、性欲を満たすために人を物として扱うような不道徳な性行為を禁止しています。特に婚姻関係以外の性交渉を禁じたもので他人の配偶者との姦通、特に配偶者を欺く自己中心的な欲望を禁じています。

【十戒目次】

第8戒:汝盗むなかれ。

Thou shalt not steal.
 この戒律は、他者から財産や物産を不当に奪うことを禁じた戒めです。この財産は他人の地位や名声または信用なども含まれいます。また労働者に正当な賃金を支払わない。横領・詐欺などは、この戒めに反する行為であると伝えています。

【十戒目次】

第9戒:隣人について偽証してはならない。

You shall not give false testimony against the neighbor.
 この戒律は、他人へ嘘を付くことの不道徳な行為を禁じることを伝えています。人間は神の一部で創造され、また神は総ての創造主であられるので人間が故意に嘘を付いて他人を欺くことを禁止しています。

【十戒目次】

第10戒:汝の隣人の家をむさぼってはならない。

Do not covet the house of thy neighbor.
 この戒律は、あなたの隣人の豊かさを欲しないでください。あなたの隣人の妻を欲しないでください。男性または女性の使用人、牛またはロバ、あるいはあなたの隣人が所有する、その他のものを欲しないでください。など隣人の物に対して貪欲に欲するになることを禁止しています。

【十戒目次】

 神は、この十戒を守るならイスラエルの民は神と特別な関係の中に置かれ『神の子』となると約束しました。しかし、このすべての戒律を神が満足するように完全なかたちで守ることのできる人間が、実はひとりもいないことを神は知っていたのです。十戒はむしろ、人がそのことを知るためのものでもありました。

 人間として、イエス・キリストのみが唯一、十戒をはじめとするすべての律法を完全に守ったうえで、自分自身は1つの罪も持たない存在として全人類の罪を身代わりに引き受け、十字架にかかりました。聖書はこのことについて「わたし(イエス)が来たのは律法や預言者を成就するため」と述べています。

 そして、イエス・キリストは十戒をはじめとする律法のすべての精神を『心を尽くし,思いを尽くし,力を尽くして,あなたの神である主を愛せよ。あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』という戒めに要約したのです。

【十戒目次】

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