Anne Frank

言霊の備忘録:アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】Episode01

アンネ・フランクってどんな人なの?

アンネ・フランク氏のプロフィール

 アンネ・フランク(アンネリース・マリー・フランク:Annelies Marie Frank)【1929年6月12日 - 1945年2月または1945年3月)】は、『アンネの日記』の著者として知られるユダヤ系ドイツ人の少女である。一般にアンネ・フランクとして知られている、ドイツ生まれのユダヤ人ダイアリスト。ホロコーストの最も議論されたユダヤ人の犠牲者の一人。彼女は幼い少女の日記の出版で一躍名声を博した。そこでは、彼女の1942年から1944年までの間にドイツ軍から追求から隠れたことで彼女の人生を記録している。『アンネの日記』は第二次世界大戦でオランダのドイツの占領の間の記録。それは世界で最も有名な本の一つであり、世界中でいくつかの演劇や映画の基礎となっています。

 父はユダヤ系ドイツ人のオットー・ハインリヒ・フランク。母は同じくユダヤ系ドイツ人のエーディト・フランク(旧姓ホーレンダー)。父オットーは銀行家だった。母エーディトはアーヘンの有名な資産家の娘であった。アンネは次女であり、3歳年長の姉にマルゴット・フランク(愛称マルゴー)がいた。ドイツ・フランクフルトのマルバッハヴェーク307番地にある幼少期のアンネのメモリアルプレート。

 将来の夢は著名な作家になることであったが、多くの芸術家たちと同様、死して後その名が知られるようになった。2004年10月3日、オランダの司法省は、ドイツからの亡命と同時に無国籍となり、国籍を持たないまま、この世を去っていった彼女にオランダの市民権を与えるべきという要望に、死後の市民権の付与は不可能という拒否解答を出した。彼女は、政治、文化、経済などでのオランダを代表する人物の中に以前から数えられているが、オランダ国籍や市民権が与えられたことはない。

 隠れ家でアンネはたくさんの本を読んだ。日記に出てくる本だけでも26冊にも及ぶ。初め文学の本に関心が強かったが、後に伝記に関心を持つようになった。彼女が読んだ伝記はマリー・アントワネット、皇帝カール4世、ルーベンス、レンブラント、フランツ・リストなどであった。父オットーの勧めでゲーテ、シラー、フリードリヒ・ヘッベルなどドイツ人古典作家の本もかなり読んだという。ドイツ古典はオットーがナチスから守りたかった世界であったという。

 生後12日目にエーディトはアンネをフランクフルト郊外のマルバッハヴェーク307番地にあったフランク一家の暮らすアパートに連れ帰った。フランク一家は中産階級のユダヤ人一家だが、ユダヤ教にも他の宗教にもあまり熱心な家庭ではなかった。1931年3月、フランク一家はガングホーファー通り24番地のアパートへ引っ越した。しかしフランク一家の家業である銀行業は世界的な不況から立ち直れずに業績が悪化していた。フランク一家は一般のドイツ国民よりは経済水準は高かったものの、節約のためにもアパートを借りるのは止めることとなった。

 一家はヴェストエント地区(ドイツ語版)のヨルダン通りにあるベートーベン広場に面したオットーの実家へ戻った。ここは1901年にオットーの父ミヒャエルが購入した高級住宅で、ミヒャエルの死後はオットーの母アリーセが1人で切り盛りしていた。とはいってもフランク一家の私生活はあまり変わらず、一家はよく旅行やショッピングに出かけていた。

ベルゲン・ベルゼン収容所での死
 この収容所でアンネはリーンチェとヤニーのブリレスレイペル姉妹と再会したという。ブリレスレイペル姉妹はフランク姉妹より10歳以上年長だったが、同じアムステルダム出身であり、親しくなって一緒に過ごすようになったという。リーンチェは後にこの時のアンネについて「アンネはよく就寝後に話を聞かせてくれた。姉のマルゴーも同様だった。

 馬鹿げた小話だの、ジョークだの、いつも4人(アンネ、マルゴー、リーンチェ、ヤニ-)で交代で話し役を受け持った。たいがいは食べ物の話だった。アムステルダムのアメリカン・ホテル(オランダ語版)に行き、豪華なディナーを食べるという話をしていたところ、いきなりアンネが泣き出したことがあった。もう2度とあの街へ戻ることはできないだろうと考えたのだろう。

 みんなで空想のメニューをこしらえ、すばらしい御馳走を考え出した。そしてアンネはいつも言うのだった。『私にはまだ学ばなくちゃいけないことがたくさんある』と」と証言をしている。食事の話ばかりになったのは食料がますます減らされたためだった。リーンチェによるとアンネの顔は痩せこけて、まるで目だけになってしまったようだったという。

 アンネたちのベルゲン・ベルゼンへの移送は4日に及び、その間、食料はほとんど与えられず、アンネたちはますます弱っていった。到着したベルゲン・ベルゼン強制収容所は恐ろしく不潔な収容所で病が大流行していた。食料もほとんど与えられず、餓死者と病死者が続出する収容所だった。この収容所でアンネはチフスに罹患して命を落とすことになる。


ウィキペディア日本語版』『ウィキペディア英語版)』より抜粋。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】Episode01

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,001


 No one has ever become poor by giving.

 与えることで貧しくなった人は、いまだかつて一人もいません。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,002


 Think of all the beauty still left around you and be happy.

 あなたのまわりにいまだ残されているすべての美しいもののことを考え、楽しい気持ちでいましょう。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,003


 For you, you can talk about everything that no one has ever told. Please give me great support and comfort for me.

 あなたになら、これまで誰にも打ち明けられなかったことを何もかもお話しできそうです。どうか私のために大きな心の支えと慰めになってくださいね。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,004


 People can tell you to keep your mouth shut, but that doesn’t stop you from having your own opinion.

 あなたの口を閉じさせてだまらせることはできても、それにより、あなた自身の意見を持つことをやめさせることはできない。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,005


 Anne named her "Kitty" in her diary and wrote her family, friends and herself as a letter to her "Kitty." "Kitty" was "friend of the heart" for Anne.

 アンネは日記帳に「キティー」と名前をつけて、家族のこと、友だちのこと、自分自身のことなどを「キティー」に宛てた手紙として記すようになりました。「キティー」はアンネにとって「心の友」でした。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,006


 Anne, did you really write? "Well, I mean," well, I could write something like this.

 アンネ、本当に貴女が書いたの?『憎らしい』なんて? よくもこんなことが書けたわね。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,007


 Even now, I am still excited about what will happen today. Sunday morning, a little while ago.

 いまでもまだ、きょうはどうなるだろうと胸をわくわくさせているところです。日曜日の朝、十一時ちょっと前。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,008


 I am not alone now. There is him who loves me. I also love him, and there are books, stories of my own work, and this diary.

 いまのわたしは、ひとりぼっちではありません。愛してくれる彼がいます。わたしも彼を愛していますし、そのほかにも、本や、自作のお話や、この日記帳があります。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,009


 Now the order in the world has been reversed. Those who should be respected are being scolded by concentration camps, prisons, and lonely cells, and the remaining human waste, regardless of age or wealth, dominates the whole nation.

 いまや世の中の秩序は逆転してしまいました。もっとも尊敬されるべき人たちが、強制収容所や監獄、寂しい独房にほうりこまれ、残った人間のくずどもが、老若、貧富を問わず、国民全体を支配しています。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,010


 Now, when I read back my diary for the past one and a half years, it would be awful if I could write such an innocent, childish diary like this.

 いま、過去一年半の日記を読み返してみると、よくもまあこんなに無邪気な、子供っぽい日記が書けたものだと、あきれてしまいます。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,011


 Jews have survived many times. During that time I had to suffer for a long time, but at the same time I learned that it made me stronger. Weak ones are targeted. But those that are strong survive and never lose.

 多くの時代を超えて、ユダヤ人は生きのびてきました。そのあいだずっと苦しんでこなくてはなりませんでしたが、同時にそれによって強くなることも覚えました。弱いものは狙われます。けれども強いものは生き残り、けっして負けることはないのです。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,012


 Is it true that adults are suffering more hard than we are now? No, I don't think so.

 大人の方が今の私たちより、ずっとつらい目に遭っているというのは、本当ですか。いや、私はそうは思いません。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,013


 It is true that my mother does not understand my feelings, but I also do not understand my feelings.

 お母さんが私の気持ちを分かっていないのは事実ですが、私もお母さんの気持ちを分かっていないのですから。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,014


 Grandma's thing is still burning on this chest. I don't think nobody can imagine how much I love my grandmother.

 おばあちゃんのことは、いまでもこの胸に焼き付いています。私が今でもどれだけおばあちゃんを愛しているか、きっと誰も想像がつかないと思います。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,015


 Memories mean more to me than dresses.

 思い出の方がドレスより大事。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,016


 Parents can only give good advice or put them on the right paths, but the final forming of a person’s character lies in their own hands.

 親は子供に助言し導くことはできるけど、最終的な人格形成は子ども自身の手に委ねられている。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,017


 As long as you write, you can forget everything. The sadness disappears and new courage comes to me. However, this is a big problem, but what can I write something really good for me?

 書いていさえすれば、なにもかも忘れることができます。悲しみは消え、新たな勇気が湧いてきます。とはいえ、そしてこれが大きな問題なんですが、はたしてこのわたしに、なにかりっぱなものが書けるでしょうか?

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,018


 He wanted to kiss me by calling me "My Golden Town". It would be foolish to call humans like that! But there are also some pretty places.

 彼はわたしのことを”ぼくの黄金郷”と呼んでキスしたがりました。人間をそんなふうに呼ぶなんて、ばかみたい! でもやっぱり、かわいいところもあります。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,019


 I will surely work for humanity for the sake of the world. And now I think. In order to do that, first of all, you need courage and a bright spirit.

 きっと世の中のため、人類のために働いて見せます。そして今、わたしは考えます。そのためには、なによりもまず勇気と、そして明朗な精神とが必要だと。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,020


 Remember yesterday's date. It is a very important day of my lifetime. Of course, for any girl, the first kiss is a day to commemorate.

 昨日の日付を覚えておいてください。私の一生の、とても重要な日ですから。もちろん、どんな女の子にとっても、初めてキスされた日といえば記念すべき日でしょう。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,021


 I will do this today. He is full of Peter, and he has nothing to do except to look at him.

 今日はこのぐらいにしておきます。ペーターのことで頭がいっぱいで、彼をながめる以外に、なにも手につきません。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,022


 Where there’s hope, there’s life. It fills us with fresh courage and makes us strong again.

 希望があるところに人生もある。希望が新しい勇気をもたらし、再び強い気持ちにしてくれる。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,023


 A good hearty laugh would help more than ten Valerian pills.

 薬を10錠飲むよりも、心から笑った方がずっと効果があるはず。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,024


 I do not think about anything that is painful. Because beautiful things still remain.

 苦しいことについては、私は何も考えない。だって、美しいことがまだ残ってるんだから。

アンネ・フランクの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,025


 Even when I want to laugh and laugh, I immediately hold it down and I feel ashamed that I felt floating. But do I really have to cry and live all day long? No, that's impossible, and one day this mood will clear up.

 声をあげて笑いたいときでも、すぐさまそれをおさえて、浮かれた気分になったことを恥じてしまいます。でも、ほんとうにわたしは、一日じゅう泣いて暮らさなくてはいけないのでしょうか。いいえ、そんなことは無理ですし、いつかはこの暗澹たる気分も晴れてゆくはずです。

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