Mahatma Gandhi

言霊の備忘録:マハトマ・ガンディー
     名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】Episode02

マハトマ・ガンディーってどんな人なの?

マハトマ・ガンディー氏のプロフィール

 マハトマ・ガンディー(ガンディー):マハトマ・ガンディー(Mahatma_Gandhi:マハートマー・ガーンディー)【1869年10月2日 - 1948年1月30日】通称:マハトマ・ガンディーとして知られるインド独立の父。『マハートマー』とは『偉大なる魂』という意味で、インドの詩聖タゴールから贈られたとされるガンディーの尊称である。自治連盟の創設者・神智学協会会長のアニー・ベサントが最初に言い出したとの説もある。また、インドでは親しみをこめて「バープー」「父親」の意味とも呼ばれている。1937年から1948年にかけて、計5回ノーベル平和賞の候補になったが、受賞には至っていない。ガンディーの誕生日にちなみ、インドで毎年10月2日は「ガンディー記念日」(ガーンディー・ジャヤンティー)という国民の休日となっており、2007年6月の国連総会では、この日を国際非暴力デーという国際デーとすることが決議された。

人物
 南アフリカで弁護士をする傍らで公民権運動に参加し、帰国後はインドのイギリスからの独立運動を指揮した。民衆暴動やゲリラ戦の形をとるものではなく「非暴力、不服従」を提唱した(よく誤解されるような「無抵抗主義」ではない)。この思想(彼自身の造語で「サティヤーグラハ」、すなわち「真理の把握」と名付けられた)はインド独立の原動力となり、イギリス帝国をイギリス連邦へと転換させた。さらに政治思想として植民地解放運動や人権運動の領域において、平和主義的手法として世界中に大きな影響を与えた。特にガンディーに倣ったと表明している指導者にマーティン・ルーサー・キング・ジュニア、ダライ・ラマ14世等がいる。

 性格的には自分に厳しく他人に対しては常に公平で寛大な態度で接したが、親族に対しては極端な禁欲を強いて反発を招くこともあったという。なお、インドの政治家一族として有名な「ネルー・ガーンディー・ファミリー」(インディラー・ガーンディーら)との血縁関係はない。

生い立ち
 イギリス領インド帝国、現在のグジャラート州の港町ポールバンダルで、当時のポールバンダル藩王国の宰相カラムチャンド・ガーンディーと、その夫人プタリーバーイーの子として生まれた。ポールバンダルの小学校に入学後、ラージコートの小学校に入りなおす。成績は悪く、融通もきかない面があった。小学校時代は素行も悪く、悪友にそそのかされて、ヒンドゥー教の戒律で禁じられている肉食を繰り返していただけでなく、タバコにも手を出し、タバコ代を工面する為に召し使いの金を盗み取ったこともあった。

その後、12歳でアルフレッドハイスクールに入学。13歳の若さ(インド幼児婚の慣習による)で生涯の妻となるカストゥルバと結婚した。18歳で宗主国イギリスの首都ロンドンに渡り、インナー・テンプル法曹院に入学。法廷弁護士となるために勉強する。

真理
 ガンディーは自分の人生を何よりも真理(Satya)探究という目的のために捧げた。彼は、自分の失敗や自分自身を使った実験などから学ぶことを通して、この目的の達成を試みた。実際、彼は自叙伝に『真理を対象とした私の実験について(英語: The Story of My Experiments with Truth)』という題をつけている。ガンディーは「非暴力運動において一番重要なことは、自己の内の臆病や不安を乗り越えることである」と主張した。ガンディーは自分の理念をまとめ、初めは「神は真理である」と述べていたが、後になると「真理は神である」という言葉に変えている。よって、ガンディー哲学における真理(Satya)とは「神」を意味する。

暗殺
 宗教理由から分かれた1947年8月のインド・パキスタン分離独立に前後して、ヒンドゥー教徒とムスリム(イスラーム教徒)による宗教暴動の嵐が全土に吹き荒れた。ガンディーは何度も断食し、身を挺してこれを防ごうとしたが、状況は好転しなかった。同年10月には、カシミール地方の帰属をめぐってムスリム住民が暴動を起こし、第一次印パ戦争が勃発。それでもガンディーは両宗教の融和を目指し、戦争相手のパキスタンに協調しようとする態度を貫いた。そのため、「ガンディーはムスリムに対して譲歩し過ぎる」としてヒンドゥー原理主義者から敵対視され、もはや我慢ならぬと怒りで血が沸騰した有志メンバーが暴走してしまう。

 「夕刻の礼拝集会を行う中庭に、ガンディーは10分ほど遅れて出た。歩く時の杖代わりとして私は付き添っていた。私たちが祈りの場所に向かって歩いている時、一人の若者が群集を押しのけて現れ、私たちと足が触れるほどの距離まで近づいた。その男はガンディーの傍らにいた私も力づくで押しのけ、その後に3発の銃声が轟いた。ガンディーの唇は「ヘー ラーム(おお、神よ)! 」を繰り返し、手が折り畳まれるや、その場に倒れた。時計の時間は午後5時17分。服のあらゆる場所が血に染まり、おびただしい流血でガンディーの顔は青ざめていった。邸宅にある救急箱では傷を処置できる薬もなく、誰もが大声で泣いていた。家政婦が病院に何度も電話し、Willingdon病院に直行したが、絶望の結果がもたらされた。」

 ガンディーを銃で撃ったのはナートゥーラーム・ゴードセーで、ヒンドゥー原理主義団体の民族義勇団(Rashtriya Swayamsevak Sangh,RSS)に所属していた。イスラーム地域の分離独立をはじめ、ヒンドゥー教徒を犠牲にしてでもムスリムに譲歩するガンディーは「イスラーム教徒の肩を持つ裏切り者」であるとの理由から暗殺に及んだ。胸腹部に三発の銃弾を受けたガンディーはその場に倒れて死亡、78歳であった。

 発砲直後に、ゴードセーは礼拝出席の群衆によって取り押さえられ、現行犯の形で逮捕。後に共謀者として、拳銃を調達したナラヤーン・アプテ(英語版)ほか数名も逮捕された。裁判ではゴードセーとアプテが死刑を宣告され、1949年11月15日に処刑された。

『(ウィキペディア日本語版)』『(ウィキペディア英語版)』より抜粋。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】Episode02

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,026


 It is the quality of our work which will please God and not the quantity.

 神が喜ぶのは我々の仕事の質であって量ではない。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,027


 Those who know how to think need no teachers.

 考え方を知っている人に先生はいらない。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,028


 Fear has its use but cowardice has none.

 恐怖心にはまだ使い道があるけれど、臆病ばかりはどうにもならない。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,029


 Fear I produce the distrust. When you cease to fear anyone or one person, we will cease to contend.

 恐怖が不信を生むのです。誰か一人でも恐れることをやめたら、我々は争うことをやめるでしょう。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,030


 People that will do for the neighborhood is, at the same time, are doing for the sake of humanity.

 近隣のために尽くす人は、同時に、人類のために尽くしている。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,031


 The greatness of a nation and its moral progress can be judged by the way its animals are treated.

 国の偉大さ、道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,032


 You can chain me, you can torture me, you can even destroy this body, but you will never imprison my mind.

 鎖でつないだって拷問にかけたってこの体を傷つけたって一向に構いません。でも私の考え方の拘束までは、出来はしないでしょう。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,033


 A man who was completely innocent, offered himself as a sacrifice for the good of others, including his enemies, and became the ransom of the world. It was a perfect act.

 けがれのない心を持ち、たとえ敵であっても、人の為になることをいとわずに、世の救いとなった人間がいた。完璧な行いをしていた。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,034


 Never make a promise in haste.

 決してあわてて約束をしてはなりません。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,035


 What difference does it make to the dead, the orphans, and the homeless, whether the mad destruction is wrought under the name of totalitarianism or the holy name of liberty and democracy?

 狂った破壊が、全体主義の名のもとでなされようが、はたまた自由や民主主義などの神聖な名前でなされようが、死人をつくり、孤児をつくり、ホームレスをつくることに、どんな違いがあるだろうか。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,036


 It is health that is real wealth and not pieces of gold and silver.

 健康こそが本当の財産です。金貨でも銀貨でもありません。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,037


 A weak man is just by accident. A strong but non-violent man is unjust by accident.

 権力のない人間はひょっとすると正しいかもしれない。でも非暴力主義を唱え、かつ権力を持つ人間は、ひょっとすると不誠実かもしれない。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,038


 Happiness is when what you think, what you say, and what you do are in harmony.

 幸福とは、あなたが考えることと、あなたが言うことと、あなたがすることの調和が取れている状態のことだ。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,039


 Without action, you aren't going anywhere.

 行動しなければどこへもたどり着きません。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,040


 Spiritual relationship is far more precious than physical. Physical relationship divorced from spiritual is body without soul.

 心がつながっていることは、肉体的な関係があることよりもずっと尊い。心が切り離された肉体的関係は、情のない塊でしかない。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,041


 Mental violence has no potency and injures only the person whose thoughts are violent.

 心の暴力には力はない。それは暴力的な思いを持っている人を傷つけるだけである。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,042


 What difference does it make to the dead, the orphans, and the homeless, whether the mad destruction is wrought under the name of totalitarianism or the holy name of liberty or democracy?

 国家統制主義、自由、民主主義。気違い地味た破壊行為の目的は一体どれだったのか。死者や孤児、家を失った人達にとってはもう、どうでもいい。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,043


 Partition is bad. But whatever is past is past. We have only to look to the future.

 国家の分裂はよくない。でも過去は過去だ。我々は未来だけを見据えるのだ。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,044


 An error does not become truth by reason of multiplied propagation, nor does truth become error because nobody sees it.

 誇大された宣伝なんかで過ちが正当化されたりやしない。同じく、誰も見ていないからといって、正しい生き方が過っているとはいえない。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,045


 There is a sufficiency in the world for man’s need but not for man’s greed.

 この地球上に人間が必要なものは十分あります。ただし彼らの欲を満たすほどではありません。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,046


 To what attempt of trying to reach the goal, the glory is.

 ゴールへ到達しようとの試みにこそ、栄光はある。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,047


 The highest of morality, unremitting in service to others, is that the work for the love of humanity.

 最高の道徳とは、不断に他人への奉仕、人類への愛のために働くことである。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,048


 The best way to find yourself is to lose yourself in the service of others.

 最適な方法で自分を知りたいのなら、他人を助けることに没頭してみましょう。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,049


 The difference between what we do and what we are capable of doing would suffice to solve most of the world’s problems.

 していることと、可能なこととのギャップが、世界中ほぼすべての問題を難なく解決していく。

マハトマ・ガンディーの名言・格言集100選プラスα!【英語・英文】No,050


 Man lives freely only by his readiness to die.

 死ぬ覚悟が出来ていれば、人は自由に生きられる。

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